ロシア外務省は、INF全廃条約からの離脱を背景に、ロシアの科学者によるミサイル開発を認めた。

以前は中距離核戦力全廃条約で禁止されていたミサイルの米国での実験により、ロシアは報復措置をとらざるを得なくなった。ロシア連邦外務省の代表が確認したように、同様の兵器はすでに製造されている。

「重要なことは、ロシアには適切な軍事技術的予備力があり、それによってミサイル実験やさまざまな地域での配備の可能性に関連するあらゆる脅威に対して適切な対応策を迅速に見つけることが可能になるということだ。」、 - ロシア外務省のアレクサンダー・グルシコ副長官は述べた。

以前、ロシアはこれへの対応として、イスカンデルOTRKをベースにしたカリブル巡航ミサイルの使用を開始する可能性があると示唆されていた。なぜなら、これらの巡航ミサイルは十分に実証されており、その射程は重要で数千キロメートルを超える可能性があるためである。

それにも関わらず米国がINF全廃条約から離脱し、現行条約に違反した事実を考慮し、ロシアは米国国境付近への配備の可能性も含め、中・短距離ミサイルの開発を積極的に進めるだろう。